<基準価格>
FIT制度では、電力会社が再エネ電気を買い取る際の1kWhあたりの単価(調達価格)が定められていますが、
これと同じように、FIP制度でも、「基準価格(FIP価格)」が定められます。
ここでいう基準価格とは「設備IDごとに認定されたFIP単価」のことでFIT単価と同水準に設定される見込みです。
<参照価格>
参照価格とは「卸売市場の参照価格+非化石価値取引市場の価格-バランシングコスト」によって算出されます。
参照価格の3つの要素についてもう少し詳細をご説明いたします。
「卸売市場の参照価格」とは卸売市場の前年度年間平均市場価格と月間補正価格を足し合わせた価格となります。
「非化石価値取引市場の価格」とは直近1年分の非化石市場の平均価格で、2022年度は1円/kWhとなる見込みです。
最後に「バランシングコスト」ですが、FIP制度では、再エネ発電事業者は発電する再エネ電気の見込みである「改革値」をつくり、
実際の「実績値」と一致させることが求められます。計画値と実績値の差が出た場合には、発電事業者は、その差を
埋めるための費用をはらわなければなりません。
3.来年度の補助金について
各省庁より概算要求段階ではありますが、令和4年度の補助金について発表されています。